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37.5度とマスク非着用者をウィルス定義しつづける鎖国日本について

2020年1月15日に日本最初のコロナ感染者が確認された日から2年8か月を経過しても、日本人は毎日マスク着用に勤しみ・体温37.5度を超える人をお断りし・陽性者というだけで隔離を強いる生き方に納得しているかのようです。

コロナウィルス感染拡大を防ぐために人間らしい生活を奪われた過去を「過去」として受け止め、世界各国は前を向いて歩いているのに、日本人は頑なにマスク着用と体温チェックの体制を変えようとしません。日本人は変わりたくないのでしょう。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか、このままでいいのでしょうか。

感染防止効果よりも同調こそが大事な日本人

どう考えても、飲食店や学校や各種施設のクリア版の仕切りがエアロゾルを防いでいるとは思えません。コーヒーや食事を楽しんだ後にトイレに向かう5mの距離でも、まわりの為にとマスク着用を欠かさない生真面目な国民の体質に飽きれることがあります。

沖縄県での新規感染者が2000名を超えた5月初旬からマスク着用が効果を成していないと再認識した私は、マスク非着用で何度か飲食店を訪れました。ある店舗での出来事です。店内入口にある顔認証体温計での測定を求められました。画面枠内に顔をおさめて体温を瞬時に感知するはずが、何回やっても測定不能です。

「すいません、少し下がってみてください」

「もうちょっと近づいてください」

「しばらく待ってみてください」

それでも測定不能です。体温測定でまごついている私を店内のお客さんがジロジロ見るので、不快感とストレスが右肩上がりで発熱しそうです(笑)。結局手首で体温を計られ、注文をしたあとに新しいマスクを渡されましたが、このタイミングでマスクを着用させることの意義はあるのでしょうか。

まわりのお客さんは顎マスクでおしゃべりと食事を楽しんでいますけれども。

そうそう、SNSで流れてきた下記動画を見た時に、マスク着用がもたらすであろう、感染防止効果を疑いましたよね。

@chadroyvermont Double masks. It’s not the big drops we’re concerned about! #covid19 #covid #covidvaccine #fyp #doublemask #mask #covid2021 #covidhelp #covidschool ♬ Kashmir (Originally Performed by Led Zeppelin) [Instrumental] – Backing Track Central

飲食店で働くスタッフもお客さんも新しい生活様式が感染防止に役立っていないことを、本当は分かっているはずです。でも、周りが付けているから外せない。そういう決まりになっているから受け入れるしかない。

白い目で見られたり余計なトラブルに巻き込まれるよりは、醸成された空気感に従う方が楽だからです。私にもそういう側面はあります。

陽性者・濃厚接触者というだけで腫れ物扱いする日本人

これまでに陽性の疑いがある患者をクリニックや自宅に移送したことが何度もあります。普通の感覚ならばうつされたくないから断る案件でしょうね。

ある日のことです。

施設の職員もコロナ感染で人数不足、家族も濃厚接触者あつかいで病院へ送迎できない。そうなると介護タクシーしか移送手段がないわけですが、運行スケジュール上対応が難しかったので同業者に依頼したわけですね。

「……という依頼内容ですが対応できますか?」

『はい、大丈夫ですよ』

「あ、一応、陽性者なんですけど大丈夫ですか?」

「…えッ? すいません、万が一陽性になると仕事できなくなっちゃうんで別の方でお願いします」

 

同業者を責め立てるつもりは1mmもありませんが、がっかりしたのは事実です(笑)。

職種を問わず、このような事例は全国各地にあることでしょう。

そもそも陽性者ってウィルスのかけらが体内にあるだけで感染者確定ではないんですけどね。濃厚接触者なんて陽性者よりも元気な身体にも関わらず自宅待機を強いられるわけですからたまったもんじゃありません。

この仕組みのせいでどれだけの経済が停滞し・エンターテインメントが廃れ・未来に希望が持てず悲観して自死した人がいたことか。

改めて問う コロナウィルスは脅威なのか

元来持ち合わせている清潔志向と同調圧力に屈しやすい国民性も手伝って、マスク着用と体温チェックは日本国民に無くてはならない習慣となりました。むしろ、感染防止効果よりもファッションアクセサリーや身バレ防止目的で着用することに意義を見出しているようにすら思えます。

飲食店に行っても家電量販店をのぞいてもコンビニへ入店してもマスクをしていないのは私だけなので、非国民なのかと疎外感を覚える毎日です。私の場合アトピーの外用薬プロトピック軟膏を顔に塗っているせいで火照りやすく、炎天下に10分以上いれば顔認証体温計は37.5℃付近になることもあります。基準値を超えた場合に放たれる警告音は人間扱いされていないようでとても不快です。

この生活をいつまで続けなければならないのか不安が拭えません。コロナ感染者を隔離し続ける社会が正しいとは到底思えません。

『専門家の意見を伺いながらしっかり精査をして慎重に判断してまいりたい』が口癖の岸田総理にお願いしたいのは、コロナウィルス5類化への1秒でも早い決断です。この国のボスが淀みなく言い切らなければ、息苦しい社会は変わりません。幼少期からマスク着用を強いている子供たちにそろそろ新鮮な空気を吸わせてください。彼らの心からの笑顔を見たいのです。

 

 

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